マグカップ M

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■持ち手〜HANDLE CUPのデザインについて

持ち手〜HANDLE CUP取っ手は民芸系に多い「ひっこいて」作る取っ手を採用しています。

このようなハンドルのあるカップはwet handleと呼ばれ、もともとヨーロッパで生まれ、大正期〜昭和初期に民芸運動盛んな中、日本の民芸陶器に取り入れられたものです。

土を手で水挽きするように引き延ばすことから「ひっこく」と言われているのですが、個人的にはこれ以上手になじみ、シンプルに美しい取っ手の作り方を知りません。

もともと取っ手の付け根は本体になじませるデザインになっていることが多いですが、備前焼は釉(うわぐすり)を使わないので、あえて、取っ手を「くっつけた」雰囲気を強調したデザインにしています。


■色彩について

昭和備前を代表する焼き色「紫蘇色に炭サンギリ」。

地の赤紫のようなチョコレート色のような色を「紫蘇色」、青いモヤモヤ模様やその周辺の色のグラデーションを「サンギリ」と呼んでいます。

焼き上がりの高温時に木炭を作品のまわりに入れることで得られるこの模様は平成の今となっても、やはり、もっとも備前らしい、備前焼独特の焼き色だといえます。


■底面部の処理について

糸切底(いときりぞこ)ロクロ挽きした作品をロクロから切り離すとき、シッピキと呼ばれる撚り紐を使うのですが、底に残ったシッピキの切跡のことを「糸切底(いときりぞこ)」と言い、作品の見どころ(デザインのポイント)とする見方が古来よりありました。
このような見えない部分に美しさを感じ、重要な見所と見なす感性は日本以外には中々無いと思います。

糸切底を積極的に残し、デザインに取り入れました。
美しく切跡が残るように切り離すのは紐の引く速さややタイミングが重要で、一つ一つ表情変わっています。